【初心者ミラーレスカメラ講座】マニュアル撮影「絞り」その①

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初心者にこそマニュアル撮影をおすすめします

あなたがレンズ交換式のミラーレスカメラを購入した理由は?
【高画質でクオリティの高い写真が撮れるから】
【ボケ味など自分で調整しながら絵作りを楽しめるから】
もし、そうであればミラーレスカメラ初心者こそ「マニュアル撮影」をおすすめします。

ミラーレスカメラはフィルムにあたる映像センサー(撮像素子)からのアウトプットをモニターや電子ビューファインダーで見ているので
露出(明るさ)
被写界深度(ボケ具合)
色の加減(ホワイトバランスなど)
を「ある程度」確認しながら撮影することができます。
※スローシャッター撮影等の場合を除く


例えばフィルム時代の一眼レフだとレンズから入った光を直接ファインダーで見ているので、露出やカラーバランス等は実際にフィルム現像してみないとわからない部分がありました。初心者時代は撮影後に現像してみたら予想と全然違っていた!なんてことも!?

デジタル一眼カメラだとすぐモニターでプレビュー確認ができてとても便利。
さらに、ミラーレスカメラだと撮影中にファインダーで効果を確認できることが大きなメリットの一つです。

効果をモニターで確認しながら撮影できるミラーレスカメラであれば、シンプルに操作する意味でマニュアル撮影にチャレンジすることも良いのではないでしょうか?

マニュアル撮影に大事な3つの要素

写真撮影でまず重要になるのが「適正露出」です。
つまり、明るさの設定ですね。

【技術的な適正露出】
暗いところから明るいところまでできるだけ広範囲に階調豊かに記録する
【作者のイメージ通りに露出を調整】
ハイキー(全体的に明るく)、ローキー(全体的に暗く)等、撮影者の意図したとおりにイメージを仕上げる

どちらの理由にせよ、露出を決めるときには以下の3つの項目が重要になります。
①絞り
②シャッタースピード
③ISO感度

今回はこの中の絞りについて、簡単に解説します。

仕上がりを確認しながら撮影できるデジタルカメラはとても便利です。

レンズから入る光の量を調節する「絞り」

絞りとは
【レンズから入ってくる光の量】
を調節する機能です。
簡単にいえば穴の開いた板を用意して、穴の大きさを変えることで光の入る量を調整するものです。

※現在のデジタルカメラはいろいろな機構が電気的に制御されるようになり「絞りリング」そのものがないレンズが主流になっているため、アナログ一眼レフ用レンズの写真で説明さていただきます。

カメラのレンズをそのまま眺めたもの、絞っていないので「開放」と呼びます。
一番明るい状態ですね。MDロッコール 50mm f1.4というオールドレンズ

絞りを閉じていきます。可動式の絞りの穴が出てきました。

さらに穴を小さくしていきます。穴を小さくするほど手前から奥までピントの合う範囲が広くなります。しかし、光の入る面積が小さくなった分だけ光量が落ちます。

絞りを使うとどうなるの?

絞りを使うことで

①レンズから入ってくる光の量を調整
②ピントの合う範囲(被写界深度)を調整

ができます。

絞りを開く、つまりF値を小さくすると左のように被写界深度が浅く
絞りを絞る、つまっりF値を大きくすると右のように被写界深度が深くなります。

その②に続きます

作例

ツツジの花です。主題の花以外をふんわりとぼかすために絞りを開いています。
ファンタジックな雰囲気イメージしました。

夕方の斜光に浮かび上がる里山の木々。手前から奥までシャープに描写するように絞りを絞りました。

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