主役が真ん中です 日の丸構図
今回紹介する構図パターンは主題を真ん中に配置するいわゆる「日の丸構図」です。
撮影するものやシュチュエーションによって変わってきますが、主題をど真ん中に配置することによって期待できるイメージには主に次のものが考えられます。
①安定感
②存在感、重量感、威厳
③力強さ
また、動に対する「静」も表現することができるでしょう。
以下の写真は日の丸構図を意識して撮影しました。
東京都にある昭和記念公園。
みんなの原っぱにある大きな木です。
公園のシンボル的な存在でたくさんの方に親しまれています。
大きくて堂々とした雰囲気を表現したくて真ん中に被写体を配置しました。
東京都武蔵村山市の「ひまわりガーデン武蔵村山」
絵具で塗ったような赤いヒマワリの花を真ん中に。
露出を明るめにして背景を白っぽくして夏休みの絵日記風に仕上げてみました。
真ん中に丸い線を引いてみる
真ん中を丸い線で囲んでみると、より安定感等を感じることができます。
シンプルだけど難しい日の丸構図
うまく使えば素晴らしい表現ができる日の丸構図ですが、
面白みのない写真になりやすいのも事実です。
カメラのオートフォーカスのポイントをセンターポジションにしておくと、
ついつい主題が真ん中になることも初心者のうちにはあるでしょう。
まずはいろいろな写真を見ることで、センターポジションで効果的な表現をしている作品を見つけてみてください。
「目が肥える」ことで自分が撮影する写真も変わっていくことでしょう。
日の丸構図 応用編
主題は光が透過した「葉っぱ」ですが、
差し込む日差しの空間を真ん中に配置してみました。
次は菖蒲の写真
右側の菖蒲が主題、左側のぼけた花が副題となっている組み合わせです。
主題の花そのものはセンターから少し右にずらしているので、ど真ん中の配置よりも少しだけ不安定感が表現できるように狙ってみました。
しかしながら主題と副題を合わせた「むらさき色」の部分全体をセンターに合わせています。
日の丸構図の堂々とした落ち着いたイメージと主題をずらすことによる動き、リズムを感じてもらえるとうれいしいです。
構図に答えは無いけれど基本は大事です
そもそも構図に「答え」はなく、どのようにフレーミングしようが撮影者の自由です。
でも、基本と呼ばれる構図のパターンを学ぶことで絵作りに対する理解も深まり、表現の幅も広がることでしょう。
逆に基本の構図パターンに縛られることなく、時には感性の感じるままにフレーミングをすることもとても重要で楽しいことだと思います。
とにかく考えながら写真をたくさん撮影することが上達への近道といえるでしょう。
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